賃貸物件に入居中の方にとって、害虫の発生はかなり大きな問題です。
そのなかでもゴキブリは、とくに不快感を感じやすい厄介な存在でしょう。
今回は、賃貸物件にゴキブリが発生する原因や発生する前にできる対策、駆除の方法についてご紹介します。
賃貸物件にゴキブリが発生する原因とは
"ゴキブリは築年数が古く、隙間やひび割れの拡大、配管の劣化などが進んだ物件で発生しやすくなります。
"
とくに、そのような物件が長らく使用されず空き部屋になっていると、侵入経路を塞いだり、ゴキブリを駆除したりする人がいないため、その部屋で繁殖してしまいます。
また、同じ建物内に入っているテナントがゴキブリ発生の原因になることも少なくありません。
飲食店にはゴキブリの餌になる食べ物がたくさんあるため、それを目当てに集まってきます。
排水溝や排水管などから成虫が侵入するほか、人が運ぶダンボールなどの荷物に卵が付着している場合もあります。
賃貸物件にゴキブリが発生する前にやるべき対策とは
賃貸物件のお部屋に入居したら、ゴキブリが発生する前に、くん煙タイプの駆除剤を使用したり、置くタイプの毒餌などを用いたりする対策がおすすめです。
くん煙タイプの駆除剤を使えば、入居前から住みついている個体を一掃でき、毒餌を置けば入ってきたゴキブリを巣ごと一網打尽にできます。
また、ゴキブリの侵入経路になりそうな部分は、テープや専用の蓋を用いて塞いでしまいましょう。
ミントやローズマリー、クミンやラベンダーなど、一部のハーブはゴキブリが嫌う成分を持っています。
そのため、ゴキブリ対策には室内にハーブやアロマを置くのも効果的です。
賃貸物件にゴキブリが発生した場合の駆除方法とは
実際にゴキブリに遭遇した際は、慌てず騒がず冷静に対処したほうが確実に仕留められます。
逆に大騒ぎすると、その隙に人の目が届かない場所まで逃げられてしまう可能性が高いです。
お部屋のすぐ手が届く位置に殺虫スプレーを常備しておき、いざというときにいつでも使えるようにしておきましょう。
殺虫スプレーを噴射する場合は、ゴキブリの前方に向けて噴射すると効果的です。
また、ゴキブリ駆除にはガムテープも使用でき、長めの棒の先端に取りつければ動いているゴキブリに近付くことなく捕まえられます。
ただし、捕まえた後は近付いて処理しなければならない点には注意しましょう。
自力で駆除できないほど大量に発生している場合や、どうしても虫が苦手で対処できない場合は、プロの駆除業者に依頼するのも1つの手です。
お部屋の広さや間取りによって料金は異なりますが、8,000～12,000円ほどが費用の相場となっています。
まとめ
隙間があればどこからでも入ってくるゴキブリですが、きちんと対処すればある程度発生を抑えられます。
入ってきてしまった後のゴキブリも、殺虫スプレーやガムテープなどの方法で駆除が可能です。
実際にゴキブリを見かけたら、なるべく冷静に駆除するようにしましょう。
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